小型ヘッドホンの微小なビリつき音の検出手法

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概要

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スピーカやヘッドホンなどのビリつき音は耳に付きやすい異音であるが、ビリつき音を発生するかどうかは外見や単純な高調波歪などからは分からない。このため、現在はビリつき音を発生する不良品の検査を実際に音を聴取して行っている。本報告は、ビリつき音が入力音に同期した繰り返しを有していることに着目し、ビリつき音成分を帯域ろ波した後、包絡線を求め、自己相関関数を計算することによって、ビリつき音を検出するという手法を提案している。小型ヘッドホンを例として実験を行った結果、この方法は微小なビリつき音でも正確に検出できることが明らかになった。
社団法人日本音響学会の論文
1991-07-01

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