オーケストラ演奏音の確率過程モデル
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
この研究では、「オーケストラ演奏音はレベル一定な可聴周波数成分V(t)が強さの変動信号W(t)により積の形に変調されて生成される」とする演奏音の生成モデルに立って、オーケストラ演奏音をV、Wの積の確率過程U=VWで表現し、モデルの妥当性を検証している。分析でVのガウス性とWのm分布性を明らかにした後、これらの分布とモデルの積構造からUの分布を合成的に誘導した。この結果は筆者の測定結果のみならず、諸外国の測定結果とも一致し、従来グラフなどで複雑に表されていた表示結果が分布形定数一つで特質的に整理され、簡潔にまとめることができた。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1989-12-01
著者
関連論文
- 伝送機器の心理品質に関する客観測定法 : 番組音モデル信号を用いた不協和度心理品質測定法
- オーケストラ演奏音確率過程モデルの高次化
- オーケストラ演奏音の確率過程モデル
- オ-ケストラ演奏音確率分布の一分析結果
- オーディオ、ビデオの心理伝送系と心理品質の客観計測法に関する一考察
- 心理伝送系の心理品質基準に基づく伝送路設計法に関する一考察