周波数移動ビーム形成法による扇形超音波走査
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概要
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超音波ビームを扇形に走査することにより、心臓の内部を映像化する装置が広く利用されている。しかし、この装置はビーム偏向に要する回路が大規模となる間題を有す。本報告は、受信信号をいったん低い周波数の信号に変換した後にビーム形成処理を行う方式に関したものであり、以下の結論を得ている。(1)本方式により従来法と同一の性能を達成できる。(2)時間精度に対する要求を周波数比で綬和できる。(3)共通接続の本数は周波数の比まで許容される。(4)動作の基本部分を実験により確認できた。本方式は、精密な遅延線を必要としないことから、上記装置の簡易化が可能になると考える。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1988-09-01
著者
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