自動合焦振動子の指向特性の解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The usefulness of ultrasonics as a diagnostic medical tool is now an established fact. There have been, however, some limitations on spatial resolution, that is, fine azimuthal resolution can be obtained in sacrifice of target range, consequently some kind of compromise between them has been carried out in the design of ultrasonic transducers. In order to overcome this difficulty, electronic focusing of the ultrasonic beam has been introduced either on transmission or on reception. When focusing on reception, a dynamic focusing arrangement could be implemented to achieve virtually perfect focus at each range in turn with only a single transmitted pulse. The purpose of this paper is to analyze the directional pattern of dynamic focusing transducers (abbreviated by DFT) and to give some instructions for the design of DFT. The outline of the DFT analyzed in this paper is shown in Fig. 1, where an annular array of ultrasonic transducers is used to receive the reflected ultrasonic signals and an element of the annular array is used to transmit the ultrasonic pulses. The radii of the annular transducers are given by α√<i> (i=1, 2, …, n), where α is a constant and i is the number labeled to the transducer and n is the number of transducers. The received signals from the transducers are passed through the phase shifters so as to obtain coincidence of the phases of the received signals and the sum of the phase-shifted signals is used as the output of the DFT. The axial intensity of the DFT is shown in Fig. 2, where β-kα^2/4r_0 is used as a parameter (k:wavenumber of ultrasonic waves, r_0:radius of curvature of the DFT), and the target range (taken as the width between -20 dB points) of the curves in Fig. 2 is arranged in Fig. 3 (b), where the maximum target range is obtained in case of β=1. 5 if the total area of the DFT is kept constant. The half power width of the DFT is shown in Fig. 4, where the abscissa shows (n+2i_T-1)^<-1/2> (i_T is the number of the transducer used as the transmitter, 1≤i_T≤n), consequently a smaller half width is obtained if a larger valve of i_T is adopted. The sidelobe level of the DFT is shown in Fig. 5, where the parameter u=kα^2 (1/r-1/r_0)/2 is shown along the abscissa, and as can seen from these figures, it is possible to reduce the sidelobe level by properly choosing the number of the transmitting transducer. The influence of quantization on axial intensity, half power width, and sidelobe level is shown in Figs. 6〜8 respectively. In these figures, m shows the quantized number of the shifted phase and ⊿u shows the interval between the switching of the phase shifters and the maximum deviation of the directional characteristics due to the quantization is plotted in these figures.
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1976-06-01
著者
-
上田 光宏
東京工業大学大学院・理工学研究科
-
佐藤 拓宋
東京工業大学
-
上田 光宏
東京工業大学
-
上田 光宏
東京工業大学理工学国際交流センター
-
村田 光一
東京工業大学精密工学研究所
-
佐藤 拓宋
東京工業大学総合理工学研究科
-
Sato Takuso
The Graduate School At Nagatsuta Tokyo Institute Of Technology
-
Sato Takuso
Faculty Of Science And Engineering Tokyo Institute Of Technology
-
Sato Takuso
Research Laboratory Of Precision Machinery And Electronics
関連論文
- 超音波コヒーレントエコーによる微粒子懸濁媒質の特性化
- 位相共役波の逆伝搬による厚い位相歪み媒質を通してのフォーカシング
- 厚い位相ひずみ媒質による超音波探触子の指向性の劣化(超音波医用論文)
- 1.5次元アレイにおける位相歪み補正効果の定量的評価
- 1.5次元アレイにおける位相歪み補正効果の解析
- 3-6 最適超音波映像形成系(一般講演)
- 回折の見掛けの不連続原理に基づく音場の高次近似解
- 回折の見掛けの不連続原理に基づく境界値問題の構成
- 回折の見掛けの不連続原理に基づく楔端点近傍の電磁界の解析
- 回折の見掛けの不連続原理に基づく境界値問題の構成
- PA14 回折の見掛の不連続原理 : 境界条件に関する考察(ポスターセッションA)
- 細線からのエコー周波数特性と送受波音場の測定
- 超音波基礎 : 散乱・伝搬(<特集>超音波)
- 第3回国際乳ガン超音波診断会議
- A-12 凹面振動子の焦点におかれた散乱体からのエコーの解析(細線の場合)(基礎・計測III)
- A-3 近距離音場におけるエコー信号の波形の推定(一般講演)
- アルミ箔を用いた超音波音場の簡単な可視化方法
- 超音波ホログラフィの手法による振動子面上の振動振幅分布の測定
- 自動合焦振動子の指向特性の解析
- 新しい超音波映像法(実時間超音波ホログラフィー) : ホログラフィーシンポジウム
- 端点近傍解を考慮したくさびからの回折波の解析
- 回折の見掛けの不連続原理による境界値問題の構成
- PA9 半無限平面による音場のインパルス応答の減衰時間(ポスターセッション2)
- 見掛けの不連続原理による曲面物体からの回折波の解析
- 回折の見掛けの不連続原理による回折波計算の自動化
- 見掛けの不連続原理による立体物からの回折波の解析 -従来理論との比較-
- 回折の見掛けの不連続原理による回折波計算の自動化
- 超音波Bモード像におけるコヒーレントおよびインコヒーレントエコー
- P-3 エコーのスペクトル推定における非線形音響効果の影響とその対策(ポスター・セッション)
- 超音波Bモード像におけるコヒーレントエコーとインコヒーレントエコーの強度解析
- 厚い位相ひずみ媒質による超音波Bモード像の画質劣化とその補正(超音波)
- 端点近傍の少数標本値によるくさび音場の計算
- OB1 標本化定理の拡張と波動数値解析への応用(計測,口頭発表)
- 定量的NDEのための超音波エコー信号のシミュレーション
- 波動の伝播と散乱
- 回折の見掛けの不連続原理に基づく境界値問題における応答関数
- 回折の見掛けの不連続原理による境界値問題の構成 -係数行列-
- くさびによる回折波の一次近似解の計算
- 回折の見掛けの不連続原理による時間領域での境界値問題の構成
- 回折の見掛けの不連続原理に基づく境界値問題の構成と解法
- C-1-33 回折の見掛けの不連続原理による境界値問題における応答関数の特性
- 回折の見掛けの不連続原理による四角柱の境界値問題 -頂点近傍の補間処理-
- 回折の見掛けの不連続原理の時間領域解析の改善
- 回折の見掛けの不連続原理による直接波及び端点近傍解の回折への寄与
- 回折の見掛けの不連続原理による四角柱の境界値問題 -境界要素法との比較-
- 直方体表面の回折音場の解析と立体音の合成
- 立体物からの回折波のインパルス応答の推定と測定
- 回折の見掛けの不連続原理による四角柱からの回折波の解析-境界値問題-
- 超音波Bモード像の弾性率分布の定量的評価
- 超音波Bモード像による弾性率分布の定量的評価
- 超音波Bモード像の変位測定の定量的評価 -三次元歪み分布の場合-
- 任意散乱体からの回折波の自動計算 -回折波計算方法の改善-
- 回折の見掛けの不連続原理による無限くさびからの回折波の解析-端点近傍解の寄与-
- 端点近傍解を考慮した半無限平面からの回折波の解析
- 立体物による回折波のインパルス応答の解析(1)
- 非線形音場における高調波成分生成過程の解析
- 順・逆伝搬の組み合わせによる振動子音場の高精度再生
- 最適化手法用いた散乱体の音速および減衰分布推定
- WKB近似を用いた散乱体の音速分布推定(II) -精度および有効性の定量的評価-
- PA-41 シミュレーテッドアニーリングを用いた弱散乱体の音速分布推定(P.ポスターセッションA-概要講演・展示)
- 探触子音場のコントラスト分解能に及ぼす影響の球状ファントムによる評価
- グリーンの積分方程式による散乱音場の解析
- 音響ホログラフィー再生のためのサンプリング条件に関する検討
- 空中超音波による物体識別 (音響分野における計測法を巡って)
- 位相共役効果を用いた光計測・センシング
- 音場の解析と計測
- 変形の確率的モデルによる金属中の応力状態の評価
- 見掛けの不連続原理による4角柱からの回折波の解析
- 細線からのエコーを利用した後方散乱係数測定における回折補正法
- 窓関数によるスペクトル歪のデコンボリューション演算による補正
- 後方散乱係数のin vivo測定のための窓関数についての解析
- 見掛けの不連続原理による立方体からの前方散乱音場の解析と測定(II)-従来法との比較-
- 見掛けの不連続原理による立方体からの前方散乱音場の解析と測定
- ハーモニックイメージングにおけるコントラスト改善度の評価
- 2次高調波を用いた超音波Bモード像のコントラスト改善
- 2次高調波を用いた超音波Bモード像のコントラスト改善
- 厳密解を用いた球からのエコーの周波数特性の解析
- 小球からのエコーの周波数特性の推定
- 生体近似ファントムのコヒーレントエコー
- 超音波照射によるマイクロバブル消滅過程 : 上下限閾値の設定
- 超音波照射によるマイクロバブルの消滅過程
- 微粒子セルを用いた超音波位相共役波の発生とその応用
- 超音波診断における信号処理技術の現状 (<小特集>超音波診断の動向)
- 音速の応力への非直線的依存性の金属内部弾性限界推定への応用
- 見掛けの不連続原理に基づく半無限平面からの回折波の高次近似解の解析
- 超音波Bモード像のスペックル追跡による軟部組織の回転変位推定
- 超音波Bモード像の変位測定の定量的評価(II)
- 超音波Bモード像の輝度制御について (医用超音波)
- 音響ホログラフィー法による音場計測 (医用超音波)
- 超音波Bモード像の変位測定の定量的評価
- 音響ホログラフィー法による音場計測の最適設計
- スペックル像の相関による超音波Bモード像の変位測定の定量的評価
- 非線形パラメータ・トモグラフィ系を用いた温度分布の変化の実時間観測法
- 非線形効果を利用した超音波場の実時間観測法
- 半無限平面による音場のインパルス応答の解析(2)
- 半無限平面による音場のインパルス応答の解析
- 回折の見掛けの不連続原理による音場のインパルス応答の推定と測定
- 非破壊検査のための金属中への単峰性応力摂動波の発生
- 複数の超音波を用いた面検出と高次相関解析による3次元流速場の計測法
- 超音波位相共役器を用いたダイナミック映像系