血漿Renin活性測定法に関する我々の検討 : 第2報 産生Angiotensinの精製法について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
In a previous report, we mainly described suppression of angiotensinase (ATase) activity and relation between renin and angiotensinogen (ATogen) concentration. The present paper concerns with the purification of angiotensin (AT) produced. We tried to purify and condense AT in plasma with ethanol, propanol, butanol extraction, ion exchange chromatography or evaporation in reduced pressure. We made it a rule to use the combination of n-butanol and water extraction combined with ion exchange chromatography. The recovery rate of added AT was 70 percent (range from 55 to 85%) by this method. Combining this method with that in the previous report, we decided to determine plasma renin activity as follows. Ethylenediaminetetraacetate and diisopropyl-fluorophosphate are added to 1O ml of heparinized plasma sample to suppress ATase activity. The mixture is incubated at pH 5.5 and 37℃. After 2 hours incubation, it is acidified and saturated with Na Cl, and then extracted with n-butanol. The separated butanol fraction is added with petroleum ether, and another extraction was made with distilled water. The water fraction is percolated through the ion exchange resin column (Dowex 50). The column is washed with a small amount of phosphate buffer (pH6.0) and water. Finally, AT is eluted from the resin with 0.1 N Na OH. The eluate is neutralized and assayed in rats biologically. The plasma renin activities in the normotensives were in the range from 0.6 to 2.5 ug/1/2hr. by our method.
- 社団法人日本泌尿器科学会の論文
著者
-
二川原 和男
鷹揚郷腎研究所
-
瀬野 俊治
弘前大学医学部泌尿器科
-
二川原 和男
弘前大学泌尿器科
-
寺山 百合子
弘前大学泌尿器科
-
館山 松男
弘前大学泌尿器科
-
瀬野 俊治
弘前大学泌尿器科
-
白岩 康夫
弘前大学泌尿器科
-
新谷 洋三
弘前大学泌尿器科
-
舟生 富寿
弘前大学泌尿器科
-
館山 松男
弘前大学医学部泌尿器科
関連論文
- 血液透析患者における皮質骨および海綿骨密度と骨代謝マーカーとの関連性
- 慢性血液透析患者における腰椎骨密度測定の臨床的意義
- 各種副腎皮質腺腫における腫瘍内コルチコイドの含量 : 第79回日本泌尿器科学会総会
- ヒト膀胱癌組織におけるパピローマウイルスの免疫組織化学的検討 : 第55回東部総会 : ワークショップ : 尿失禁の治療
- 我々の膀胱癌モノクローナル抗体が認識する抗原の血中および尿中濃度測定法の検討
- 慢性血液透析患者における腰椎骨密度および血中骨代謝パラメーター測定の臨床的意義-quantitative computed tomography (QCT) 法による海綿骨と皮質骨の分離測定-
- 血液透析串者における内因性erythropoietinとヘマトクリットとのフィードバックについて
- Renin-Angiotensin系から見た腎下垂症 : 第166回東北地方会
- 血液透析時におけるカテコールアミンのクリアランスと血中分泌について
- 当初ホルモン非活性腫瘍を疑わせた右副腎褐色細胞腫の1例 : 第207回東北地方会
- 褐色細胞腫摘出術後の血圧の推移とホルモン動態 : 第53回東部総会
- 泌尿器科領域高血圧症における昇圧,降圧因子の動態
- 高血圧症におけるレニン活性の意義
- 慢性人工透析患者における血清電解質濃度と血圧PRA,aldosteroneとの関係 : 第42回東部連合総会
- ジメチル水銀投与ラットでみられた血圧変動と2, 3の内分泌性因子の相関について
- 低レニン本態性高血圧症について : 第177回東北地方会
- 腎性高血圧症診断に関する2,3の考察 : 第175回東北地方会
- 高血圧症における血漿レニン活性と尿中カテコラミンの動態
- 遊走腎における高血圧発生機序に関する研究
- PRAと尿中Na排泄量の関係 : 第173回東北地方会
- 血漿中のrenin阻害能に関する検討
- 腎性高血圧症の統計的観察 : 一般演題 : 第39回東部連合地方会
- 腎性高血圧症における術前術後の血漿レニン活性の推移 : 第38回東部連合地方会
- 腎性高血圧症におけるレニン活性の動態
- 泌尿器科領域におけるアルドステロン測定の意義について
- 長期透析患者におけるステロイドホルモンの動向
- エリスロポエチンの血中および尿中動態の基礎的臨床的研究 : 第79回日本泌尿器科学会総会
- 健常人におけるIleu5-angiotensin 2の昇圧効果と副腎皮質ステロイドに及ぼず影響
- 褐色細胞腫患者の手術施行前後における血漿レニン活性の変動
- 血液透析(HD)患者における内因性エリスロポエチン(EPO)の分泌動態
- 透析患者におけるエリスロポエチン(EPO)の動態 : 第204回東北地方会
- エリスロポエチン(EPO)測定法の検討 : 第203回東北地方会
- 精製人膀胱癌モノクローナル抗体による血中遊離抗原の検出
- 泌尿器科領域における高血圧症 : 第31回東部連合地方会
- ヒト膀胱癌組織におけるc-ras,c-erb B_1およびc-erb B_2蛋白質の発現について
- 両側腎動脈狭窄症の1例 : 第29回日本循環器学会東北地方学会総会
- 尿中Na排泄量からみた血漿レニン活性および血漿アルドステロン濃度の動態について
- 内分泌活性腫瘍の局在診断 : 第183回東北地方会
- 各種高血圧症における尿中プロスタグランデインとカリクレイン : 第186回東北地方会
- 尿生成機構の日内変動 : 第33回東部連合地方会
- 尿生成機横の日内変動. 第2報
- 我々の人尿中抗利尿ホルモン(ADH)活性の測定法について : 第56回日本泌尿器科学会総会
- 血漿Renin活性測定法に関する我々の検討 : 第2報 産生Angiotensinの精製法について
- 血漿Renin活性測定法に関する検討 : 第1報 AngiotensinaseおよびReninの活性について
- レニン活性測定法に対する我々の検討 : 第37回日本循環器学会東北地方会
- レニン・アンジオテンシン系の臨床的研究 : 第35回日本循環器学会東北地方会
- 腎静脈血中のRenin-Angiotensin系 : 第32回東部連合地方会
- 高血圧症に於けるrenin-angiotensin系
- 陰茎ゴム腫の1例 : 第151回東北地方会
- 泌尿器科領域に於ける高血圧症 : 第30回東部連合地方会
- 先天性水腎症の2例 : 第148回東北地方会
- 遊走腎に関する臨床的研究
- レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系からみた高血圧 : 第179回東北地方会
- コンピュータによる長期透析患者の高血圧の解析 : 第183回東北地方会
- 腎性高血圧に関する研究 特にrenin inhibitorについて
- 尿量の推移からみた夜尿症 : 第54回総会
- 原発性アルドステロン症における各種ステロイドホルモンの動向
- Renin-Angiotensin系の臨床的研究
- 健常人および各種疾患における血中遊離および総ノルメタネフリンおよびメタネフリンの動態