前立腺腫瘍における血清脂質動態に関する臨床的研究 : 第3報: 血清過酸化脂質値の変動,ならびに脂質異常に対する酪酸リボフラピンの効果について

元データ 1983-12-20 社団法人日本泌尿器科学会

概要

前立腺癌に対する estrogen療法による血清総コレステロール(TC),トリグリセライド(TG)および過酸化脂質(LPO)値の変動について検討を行うとともに, estrogen療法による高脂血症に対する酪酸リボフラビン(V. B_2)の治療および予防効果について検討を加え,以下の結果を得た. 1) Estrogen療法により血清 TGおよび LPO値の増加がみられたが, TC値には著明な変化はみられなかった. 2)上昇した TG値は酪酸リポフラビン投与により著明に低下し, LPO値もやや低下する傾向を認めた. 3)7例の前立腺癌症例に対し estrogen療法開始と同時に酪酸リポフラビンの併用投与を試みたところ1例を除いた6例で TG値の上昇はみられなかった.この1例は治療前に WHO分類のタイプ II-Bの高脂血症例であった.

著者

島田 誠 昭和大学横浜市北部病院泌尿器科
吉田 英機 昭和大学医学部泌尿器科
島田 誠 昭和大学医学部泌尿器科学教室
今村 一男 群馬大学 泌尿器科
井口 宏 中央林間病院泌尿器科
井口 宏 昭和大学医学部泌尿器科学教室
今村 一男 昭和大学医学部泌尿器科学教室
今村 一男 昭和大学 泌尿器科

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