架橋性メタクリレートの構造と物性に関する研究
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概要
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架橋性メタクリレートの構成原子団および鎖長とその硬化物の物理的, 機械的性質との関係を調べるために, 鎖長の異なるADMA, EpDMAおよびBdDMAを合成し, その硬化物の物性を検討した.その結果, 芳香族原子団を有するEpDMAは重合収縮, 熱膨張係数は脂肪族原子団を有するADMA, EDMA, BdDMAに比べて小さく, 疎水性原子団で構成されているADMA, BdDMAは鎖長が長くなるにつれて吸水率は低下した.また, EpDMAは架橋点間距離がひろがるにしたがい屈曲性に剛直性が加わることで曲げ強さが上昇した.また, ソフトセグメントを骨格とするBdDMAを含むEpDMAとの共重合体の物性を検討したところ, 共重合体中にBdDMAの相分離した微粒子が出現した濃度範囲で曲げ強さ, たわみ量が最大値を示した.
- 1988-09-25
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