P-47 象牙質コラーゲンに対する接着性プライマーの影響

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概要

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コンポジットレジン修復において、象牙質に対する前処理はその接着性向上の上からも現在不可欠であり、さらにプライマーの出現によりコンポジットレジンの象牙質接着性能が飛躍的に向上した。その接着性向上効果は電子顕微鏡観察から、プライマーが前処理により露出した象牙質コラーゲンに影響を及ぼすことにより発現することを報告してきた。そこで、本研究ではさらにその接着機構を解明する目的で、ウシ象牙質より抽出したコラーゲンを用い、SAプライマーが象牙質コラーゲンに生化学的にどのような影響を及ぼしているかについて、FT-IRにより分析を行い、検討を加えた。その結果、SAプライマーはコラーゲンの二次構造には変化を与えず、三次構造であるコラーゲン分子鎖間に入り込み吸着することが判明した。
1992-09-10

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