歯科用合金の接着に関する研究 : III.合金の各種表面処理が接着耐久性に及ぼす効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
MMA-TBB系レジンによる歯科用合金の接着に関する研究の一環として, 金属の接着試験法と合金の表面処理法について検討した.純金属を用いた接着耐久性試験の結果, AlとSnが良好な接着性を示した.また熱サイクル試験は長期水中浸漬試験に比して過酷な試験であり, 接着耐久性の判定に有効な方法であると考えられた.合金の表面処理はType IV金合金および金銀パラジウム合金に対してはSn電析法, ニッケルクロム合金に対しては塩化第二鉄アセトン溶液処理法が有効であった.
- 日本歯科理工学会の論文
- 1986-03-25
著者
関連論文
- 塩化第二鉄とシランカップリング剤を含むライナーが陶材および合金の接着耐久性に及ぼす影響
- 接着性レジンによるアマルガムの窩洞への結合に関する研究
- コンポジット型接着性オペークレジンに関する研究
- P-24 MMA-TBB系オペークレジンに関する研究
- 高パラジウム含有合金"アルバボンドE"の表面処理が接着挙動に及ぼす影響に関する研究
- 金属色隠蔽効果を有する接着性オペークレジンの研究
- A-17 歯科用合金の各種表面処理と接着強さの関係
- 歯科用合金の接着に関する研究 : III.合金の各種表面処理が接着耐久性に及ぼす効果
- 歯科用合金の接着に関する研究 : II.酸無水物基およびカルボキシル基を有するモノマーの効果
- 歯科用合金の接着に関する研究 : I.酸無水物基を有するモノマーの効果
- 歯科用即硬性レジンに関する研究(第27報) : 芳香族カルボキシル基を有するモノマーの金属に対する接着性
- 歯科用即硬性レジンに関する研究(第26報) : MMA-TBBO系レジンへの4-META, 4-METの添加効果