接着性レジンによるアマルガムの窩洞への結合に関する研究

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概要

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アマルガム充填の辺縁封鎖性の向上や破折防止のための基礎的研究として,接着性レジンを窩壁に塗布してから,アマルガムを充填する術式について検討した。接着材としては酸無水物系モノマー,4-METAを含むMMA-TBB系レジン,および,リン酸エステル系モノマーを含むパナビアEXを使用した。これらのレジンを窩壁に塗布してからアマルガムを充填し,辺縁の漏洩防止効果と接着強さを測定した。その結果,接着性レジンを塗布してからアマルガムを充填すると辺縁封鎖に対し有効であることが明らかになった。また,エナメル質を酸処理した後,4-META-MMA-TBB系レジンを塗布し,アマルガムを充填した場合,水中浸漬一ヵ月後でも高い接着強さが得られた。
日本歯科理工学会の論文
1986-12-25

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