相互作用類似尺度を利用したタンパク質/リガンド結合予測法の開発(創薬インフォマティックス)
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概要
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計算機的手法による従来のSBDDでは、厳密な立体構造情報が必要な上に、効果的な構造探索や相互作用エネルギー値の精度が求められている。一方で、標的タンパク質として重要なファミリーの一つであるGPCRなどは、結晶構造が皆無に近いという現状があり、構造予測法により構築した立体構造の精度でどれほど信頼性のあるSBDDが可能であるか課題が残っている。このような背景の中、私たちはドッキング計算後のエネルギー評価値のみではなく、タンパク質/リガンドの結合様式を複数のリガンド間で相互作用類似尺度により比較解析することで直感的でかつ柔軟なリガンド結合を予測する手法を開発した。本発表では幾つかのGPCRに対する阻害剤の結合予測事例を紹介する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-07-25
著者
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