看護実践に根ざした研究成果の産出と活用
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概要
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筆者は、市役所の保健師としての看護実践を通して得た疑問から「家庭訪問場面におけるクライエントの行動に関する研究」「在宅療養を要するクライエントの自己対処パターンに関する研究」「在宅看護場面における看護職者の行動に関する研究」の3件の研究を行った。本稿は、これらの研究の遂行過程と成果、及び成果の看護実践への活用方法について述べる。また、看護職者が職場において研究を継続するためには「看護職者の研究への理解や関心を高める働きかけ」、「職場の学習環境作り」の2点が重要であることを提案する。さらに、看護職者が行う研究は、クライエントと家族への看護実践に直接的、あるいは間接的に役立つことにその価値があり、研究成果を実践に活用することが看護職者の専門職性を守ることにつながることを結論として述べる。
- 日本看護教育学学会の論文
- 2005-03-31
著者
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