ジォヴァンニ・ボッカッチオ『ダンテの風貌』
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概要
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第七章フィレンツェの人々への譴責訳者註(1)こゝで訳出するのは、ジォヴアンニ・ボッカチォ著『ダンテの生涯』のうち、第七章から第十三章までの部分で、すでに紹介したダンテの生涯(第一章から第六章まで)『イタリア学会誌』第十一号掲載の続篇をなすものである。とくにこの部分の中心は、ダンテの風貌や性格をとりあげているので、かにこのような題名を付すことにした。(2)古いフィレンツェの年代記にも、よくこうした見方に立つ町の紀源についての記述がみられる。当時のフィレンツェ人の民間伝説の一つである。cf.『神曲』天堂篇十五歌一一七-一二六行。(3)パルマ出身の、詩人カイウス・カシウス・セヴェルスのこと。(4)『神曲』地・26-52参照。
- イタリア学会の論文
- 1964-01-20