「産業システムにおけるオートチューニングに関する研究」
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概要
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本論文では, プラント制御系や機構制御系において, コントローラのパラメータを自動的に設定するオートチューニングの新しい手法を開発し, その有効性について検討した.具体的には, 次の5項目を提案し, 実験およびシミュレーションでその実用性を検証した.1)制御対象のクラス分けにより, 従来に比べ適用可能範囲を拡大したファジィオートチューニング方式.2)ファジィ推論を用いて制御対象モデルを同定する手法と, それに基づくオートチューニング方式.3)オペレータのノウハウを段層的に組み込むオートチューニング方式.4)高精度軌跡追従制御の実現を目的として, フィードフォワード補償とフィードバック補償を組み合わせた2自由度制御のオートチューニング方式.5)制御仕様を満たす限界速度を自動的に設定する指令値生成部のオートチューニング方式.これらの提案した方式は, 実用性に優れたものであり, 実際の産業界での応用が期待される.
- 日本知能情報ファジィ学会の論文
- 1998-04-15
著者
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