命題論理に基づく要求仕様の詳細化とその支援

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概要

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大規模なシステムの開発では,システムの機能・性質に対するユーザの要求からシステムの動作仕様を得るために多大な労力を必要とする.このため,命題論理に基づく機能要求記述を単位とする要求仕様から,有限状態機械に基づくシステム仕様を導出する手法が提案されている.本稿ではこの手法に基づき,要求仕様の詳細化による段階的要求獲得の枠組みとして,(1)要求仕様の階層化と(2)機能要求記述の置換の2つを提案し,また,詳細化の具体的支援法として,(3)要求仕様の分割による詳細化対象の明確化を提案する.さらに,簡易TVシステムへの適用例を用いて本支援法の有効性を示す.
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-04-24

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