視覚障害者用OCRシステムの開発
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概要
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視覚障害者が独力で印刷文書を読むことができるシステムを紹介する。従来のこのようなシステムは印刷された文章の音声への置き換え機能を提供するだけなので、音声の一次元性により、ユーザが読みたいところにすばやくアクセスすることができなかった。この問題に対して、われわれは印刷文書の論理構造を抽出し、それを利用してユーザが求める情報へすばやくたどりつくことができる新しい方式を提案した。また、そのために木構造を渡り歩くためのコマンドを提供した。階層化された音声メニューやヘルプも提供されている。われわれはこの方式を雑誌を読む課題に適用した。表紙による雑誌の判別や、目次構造の利用、ページ番号の取得、構造化された文書の管理などの機能も含め、雑誌からの総合的な情報取得のためのシステムを作り上げた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-01-29
著者
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