スケーラビリティ機能を有する文書画像通信システムの研究

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概要

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本稿では, G3, G4ファクシミリやFAXモデムを利用したファクシミリ通信における品質の向上ならびに機能拡張を目指し, ODAなどの文書情報の構造化による機能も含め, 文書画像情報の受信時に実現できる様々な選択機能: "文書画像情報におけるスケーラビリテイ機能" について検討した. 提案スケーラビリティ機能は, "文書画像情報を受信再生する際, 利用者の要求した文書情報を出力(表示)できる機能" を指す. スケーラビリテイは受信時にその機能実現できる情報構造を有することに特徴がある. マルチメディア通信における文書画像情報の扱い方を整理し, サイズ方向のスケーラビリティ機能と拡張したスケーラビリティ機能について考察した. 提案スケーラビリティ機能の例, 特徴を示し, 文書画像通信システムへの応用について検討した. シミュレーション実験により, 将来のFAX通信におけるスケーラビリテイ機能例を示した.
一般社団法人情報処理学会の論文
1996-02-16

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