3語の同時出現頻度を利用した前置詞句の係り先の曖昧性解消
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概要
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本稿では,単言語コーパスから得られる3語対の情報を利用して,前置詞の係り先の曖昧性を解消する手法を提案する.本手法の特徴は,品詞のタグ付きコーパスから情報を抽出していること,文中の名詞,あるいは動詞が,T_tableと呼ばれる3語の結び付きの強さを計算したテーブルに現れない場合,その語ともっとも意味的に近い語を3語対の中から探し出すことで,前置詞句の係り先を決定していることである.実験では,前置詞として,for,in,withを含む文を各々100文づつ抽出し本手法を検証した結果,それぞれ65.3%,69.3%,70.0%の正解率が得られた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-05-25
著者
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