意味的共起関係を用いた手話認識方式
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概要
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手話は.格標識が少ない,時制や様相を表す語が少ない,また,語順が自由であるといった特徴を有する,統語的な制約が弱い言語である.このため,手話認識を行なうには,意味に関する情報を統合することが必要となる.本稿は,意味情報を利用した手話認識方式に関する,最初の実験結果の報告である.この実験は手話認識における意味情報の利用の有効性を確認することを目的とする.実験の結果,意味共起関係を利用した手話認識は有望であるとの感触を得た.しかし,実用規模の意味共起高階グラフの手作業での作成は非常に困難であるとの知見も同時に得た.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-09