一般化された実例と確率を用いた曖昧性解消
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概要
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本稿では,一般化された実例と確率を用いた,自然言語解析における曖昧性解消法を提案する.解析する時に,得られる各解釈の意味主観確率,意味確率,構文確率を計算する.意味主観確率は解釈の意味的なもっともらしさを表す.意味主観確率を計算する時にハイパーシソーラスと呼ばれる意味知識表現系を参照する.ハイパーシソーラスでは一般化された実例が記述されている.意味確率は解釈における単語の共起頻度を表し,構文確率は解釈の構文的な出現頻度を表す.最後に,意味主観確率,意味確率,構文確率を基に解釈の優先順位を決める.本曖昧性解消法を利用して80%以上の文を正しく解析することができた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-11-19
著者
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