心理言語学原理に基づいた確率的曖昧性解消法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では,確率的なアプローチによる心理言語学の原理に基づいた曖昧性解消法を提案する. 「三単語共起確率」と呼ばれる条件つき確率を定義し,解釈における三単語共起確率の幾何平均をその解釈の「語彙尤度」と定義する.「距離確率」と呼ばれる条件付き確率を定義し,解釈における距離確率の幾何平均をその解釈の「構文尤度」と定義する.解析ではまず語彙尤度それから構文尤度を使って解釈の優先順位を決める.この曖昧性解消法を用いて前置詞句と動詞並列表現による曖昧性を含む文を解析したところ89.2%の正解率が得られた.
- 日本ソフトウェア科学会の論文
- 1996-11-15
著者
関連論文
- 証拠の強さと信頼度を考慮した日本語同形異音語の読み分け
- 編集にあたって(情報論的学習理論とその応用)
- モデル選択 : 自然言語処理を例に(情報論的学習理論とその応用)
- 編集にあたって(使いやすくなった自然言語処理のフリーソフト : 知っておきたいツールの中身)
- 機械学習技術のテキスト分類への応用
- ESCに基づく確率的決定リストを用いたテキスト分類
- ESCに基づく確率的決定リストを用いたテキスト分類
- 線形結合モデルを用いたドキュメント分類
- 心理言語学原理に基づいた確率的曖昧性解消法
- 一般化された実例と確率を用いた曖昧性解消