Eupenicillium javanicumによるセルラーゼおよびキシラナーゼの生産性に及ぼす培養条件の影響
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概要
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E.javanicumによるセルラーゼ生産性は大豆フスマを培養基質とした場合, MCCを培養基質にした場合に比べて, かなり改善されることが分かった.培養条件検討の結果, 初期条件として大豆フスマ濃度30g/lおよびTween80を1.0g/lを含む基本培地のpHを3.0とした場合にセルラーゼ生産性が最大となり, 培養時間も約半分(17〜20日間)に短縮された.E.javanicumによるキシラン分解酵素の生産条件を検討した結果, 初期pHが5.5で, 初期キシラン濃度が15g/lの場合に最大活性が得られることが分かった.しかも, 最大活性に達するまでの培養時間は4〜6日間程度であった.本菌のキシラン分解酵素の生産性はFusidium sp.BX-1やC.flavusの場合よりも高かった.さらに, 本菌の生産するキシラン分解酵素系はβ-xylosidase活性が低く, キシロオリゴ糖の生産に好都合であることが分かった.
- 社団法人日本生物工学会の論文
- 2000-02-25
著者
-
三井 亮司
岡山理大・理・生化
-
田中 三男
岡山理大・理・生化
-
田中 三男
岡山理科大学理学部 生物化学科
-
三井 亮司
岡山理科大学理学部 生物化学科
-
三井 亮二
岡山理科大学理学部生物化学科
-
田中 三男
岡山理科大学理学部生物化学科
-
隅田 俊隆
岡山理科大学理学部生物化学科
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