分散メモリ並列計算機上におけるアダプティブ有限要素法のための動的負荷分散アルゴリズム
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概要
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分散メモリ並列計算機上でアダプティブ有限要素法を並列に実行しようとすると、計算の進展に伴って各プロセッサの計算負荷が不均等になり、並列計算の実行効率が著しく低下する。本論文では、この負荷の不均等問題を解決するための動的負荷分散アルゴリズム(PADLOBA法)を提案する。PADLOBA法は格子の接続情報からプロセッサの接続グラフを作成し、そのグラフを使い負荷を均等化する計算を行うものである。数値実験によって、PADLOBA法が動的負荷分散を行わない場合に比べてトータルの計算時間を約55%短縮させることを検証した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-12-11
著者
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