並列処理数値シミュレーションのためのスケーラビリティ検討方法
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概要
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科学技術分野の数値シミュレーションを並列処理で行う場合、シミュレーションの問題の性質、規模、計算スキーム、アルゴリズム、プログラミング方法が、スケーラビリティに影響を与える。並列計算がシミュレーションプログラム中の並列性を利用するためである。更に、並列計算機のアーキテクチャ、性能仕様、言語等が並列計算機特有のオーパーヘッドを生み、並列性と密接に関係し、スケーラビリティの検討を困難にしている。本研究の目標は、並列処理時間のモデルを作り、数値シミュレーションコードのスケーラビリティ検討方法を確立することである。時間測定と共にこのモデルを使う時、並列性とオーバーヘッドを精度良く表すことができる。本論文では、この方法を示し、並列化コレスキープログラムを用いてVPP500,Paragonでのスケーラビリティ検討を行った。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-10-18
著者
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