疎結合並列処理システムを用いた三次元X線CT像の再構成
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概要
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我々は, 撮影オブジェクトにコーンビーム状のX線を照射することによって得られた二次元プロジェクション像から, フェルドカンプの方法により三次元ボクセルボリュームを高速に再構成するシステムを開発した. 従来, 三次元CTの場合には従来の二次元CTに比べて次元数が一つ大きいため,演算量が膨大となり, 現在のワークステーショソで処理すると再構成に一時間以上費やしてしまう. そこで, 今回我々はアクセラレータとして疎結合型のマルチプロセッサシステムを使用して処理時間の短縮を図った. アルゴリズムを移植し, 処理時間を測定したところ, 32プロセッサ構成の場合, 数分で処理できることが確認できた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-04