オブジェクト指向設計におけるクリーンルーム手法
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概要
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クリーンルーム手法は手続き型プログラムを対象としており、オブジェクト指向プログラムにそのまま適用することはできない。オブジェクト指向プログラムでは手続きとデータが一体化しており、手続き(メソッド)に対してだけでなく、データ的側面であるクラスに対しても、クリーンルーム手法の中心的枠組みである段階的詳細化と等価性検証が必要となる。本稿では、この点を踏まえて、オブジェクト指向設計に適したクリーンルーム手法を提案する腺提案手法では、クラス構成の表現としてクラスグラフを導入し、クラスグラフに対する詳細化オペレータを定義して、詳細化前後での振る舞い等価性を検証する。これにより、クラスおよびメソッドの双方を段階的に詳細化しながら、検証レビューを行うことが可能になる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-03-10
著者
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