ネットワーク上の仮想データベースシステム
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概要
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インターネットなどの広域ネットワークに拡がるさまざまな情報源を利用するためには、関連する情報源を効率的に探索するだけでなく、より有効な結果を求めるために複数の情報源を統合する必要がある。本稿では関連する複数の情報源の(緩やかに統合された)集合を仮想データベースと呼ぶ。本稿では、異種分散協調問題解決系として研究開発されているHeliosを仮想データベース構築の枠組として用いる。広域ネットワーク上の情報源はつねに変化しているので仮想データベースもそれに対応しなければならない。また従来のデータベースが前提にした閉世界仮説の成立しない開世界であるので、問合せの結果は必ずしも完全なものではない。本稿では、広域ネットワークのために提案されている多くの情報源探索ツールなどと比較しながら、仮想データベースの意義を検討する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-07-18
著者
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- ネットワーク上の仮想データベースシステム