オブジェクトの協調の抽象化について
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概要
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オブジェクト指向による情報システムにおいて,サブシステムの業務はオブジェクトの協調によって実現される.ここではまず単純化したライフサイクルモデルおよびライフサイクル間制約によってオブジェクトの協調を表現し,業務の仕様であるスクリプトを体系的に導く.オブジェクトの再利用性は多様な業務環境に現われるオブジェクトの類似性を抽出することによって実現される.類似性の抽出においては,単一のクラスの性質のみでなく,サブシステムを構成するパートナー,パートナーの役割,およびパートナーの協調を対象として考察しなければならない.これはサブシステムが受けもつ業務の類似性を考えることにほかならない.抽象化されたサブシステムの例として資源受給サブシステムをとりあげ,ライフサイクル間制約を用いた抽象化スクリプトの表現について論じる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-07-21
著者
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