プリント板の斜め配線コンパクション手法とその評価
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概要
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本稿では、斜め形状部品および斜め配線を有し、また、部品領域が重なり端子が交錯するプリント基板の設計に対応したレイアウトコンパクション手法を提案する。提案手法では、層面毎に素片の制約グラフを作成し、次に、配線を除き部品端子(又はビアホール)を節とする端子制約グラフを計算し、その端子制約グラフを全層面でまとめ部品制約グラフを作成する。端子制約グラフ及び部品制約グラフのグラフ長は、部品端子同士が間に配線を介して相対的に最接近するまで移動可能な距離とし、配線を織り込む。最短経路法により部品制約グラフの最短経路を計算し、最短経路長で部品を移動し部品レイアウトをコンパクションする。この部品配置は、部品端子間に配線に必要な間隙が確保されている。その後に配線を斜め配線を含む自由な形に形成する。提案手法をプリント基板のレイアウトで実験し有効性を確認したので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-05-22
著者
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