カメラ回転方式によるパラメータの高精度化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
移動ロボットを想定して,カメラシステムの回転機構を活用し情景を利用する,単眼によるカメラパラメータ算出方式が提案されていた.この手法では,ワールド座標軸として部屋の隅や机など個定備品のカドを採用して,パラメータ算出の解析式と画像処理誤差に強い近似式が導出された.実験によってカメラパラメータが安定して算出できることが確認されたが,その精度は検証されていなかった.本稿では近似式で算出されたこれまでの解を初期値として,未知数であった変数をこれらを用いて算出し元の解析式に代入して計算しなおすことを繰り返すことによって精度を高める手法を述べる.そしてシミュレーションによってその有効性を確認する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-07-22