記号処理計算機SILENTのネットワークアーキテクチャ
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概要
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本論文では,記号処理計算機SILENTとその記号処理言語TAO上に実現されるネットワークアーキテクチャについて述べる.そして,基本的な設計思想をソフトハード両面について明らかにする.TAOのネットワークは,オブジェクト指向によるストリームの実装を基本とする.ここでは,ストリームは受動オブジェクトとなり,イベント割り込み,および,ユーザプロセスからのメッセージによってストリーム上で処理が進められる.処理にあたっては,パケット予測,メモリアクセスの抑制と効率化,プロセススイッチの抑制などによってオーバヘッドを減らすことをねらっている.また,2つのストリームオブジェクトを密結合してバッファを共有化し,これで効率のよいパイプ機構を実現することもねらいの一つである.一方,ハードウェアでは,SILENTプロセッサが直接ネットワークインタフェースを制御しており,フロントエンドプロセッサによるオーバヘッドを避けている.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1994-01-14
著者
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