簡約意味論の理論と実践
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では観測,および停止性の概念に基づかないプロセス計算の意味論の定式化とその応用の可能性について述べる.この新しい意味論構築方法は簡約関係と等式推論のみを基礎に据えているにもかかわらず,並行プログラム間に意味のある等式理論を導出する.様々な形式系にこの等式理論を適用すると,相互模倣性に基づいた動作等価性と一致するか,あるいはそれをより一般化した結果を導く.我々は簡約を基礎にした等式理論の理論的結果と,その応用の可能性について述べる.
- 1993-05-28
著者
-
本田 耕平
エジンバラ大学計算機科学科
-
本田 耕平
慶応義塾大学計算機科学科
-
吉田 展子
慶応義塾大学計算機科学科
-
吉田 展子
慶應義塾大学理工学研究科計算機科学専攻
-
本田 耕平
慶応義塾大学理工学部計算機科学科
関連論文
- 通信を基礎としたプログラミングのための構造化プリミティブ(I)記述と意味論
- ν計算・並行結合子・プログラミング言語
- ν計算・並行結合子・プログラミング言語
- 名前通信プロセス計算の並行コンビネータ
- FPCA '93
- 2.π-計算とその周辺 (並行計算の理論の最近の動向)
- 共有環境を用いた弱λ-計算における最適簡約定理
- 並行計算のための簡約意味論
- 簡約意味論の理論と実践
- 情報科学・工学, 私はこう考える : 計算機科学, 私はこう考える