オブジェクト通信のためのJavaクラスライブラリの設計と実装
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概要
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本稿ではオブジェクト通信のためのJavaクラスライブラリJPI(Java-object Passing Interface)の設計と実印について述べる. JPIはオブジェクト通信を用いた並列Javaプログラムで利用するために(1)Javaに適した簡潔で明瞭なインタフェース,(2)マルチスレットを活かした通信機構,(3)アーキテクチャ非依存性に基づく可能性,を目標に設計した.複数台の計算機上での並列計算をサポートする自然なAPIをユーザに提供し,特別な前準備を必要としない並列実行環境を提供する.利用者はJPIを使用することでJava実行環境がインストールされているマシンならば、何処でも実行が可能な並列プログラムを容易に作成することができる.また,本橋ではJPIを用いたプログラム例と性能評価の結果についても述べる.性能評価ではJPIや用いたプログラムは最高でMPICHを用いたプロブフムの0.86倍の実行速度を得ることができた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-03-11
著者
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