タッチ画面におけるリモートポインティング法の提案と評価(セッション4:マルチメディアシステム)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
タッチ画面インタフェースは,画面上の対象物をユーザが触れて操作するため,直接的で自然なインタフェースだと考えられている.ところが,一般的なタッチ画面インタフェースでは,指の接触面より小さい目標物の選択が困難であり,しかも手指によって覆い隠された領域の情報はそのままでは視認できない.これらの問題を解決するために本研究では,画面上の接触面とポインタの表示位置との分離・操作が可能なRemote-Pointing法を提案する.提案手法では,手指で覆い隠されるタッチ画面領域を最小限に抑えることができ,また,画面上の任意の点に触れてポインタを操作できるので,両手で表示装置を支持したまま親指でポインタを操作することが可能である.これにより手指の移動量を小さくできるため疲労を軽減できると考えられる.以上の特徴にカーソルの移動精度の選択ボタンを組み合わせ,両手による高精細かつ高速なポイント操作システムを実装した.本稿では, Remote-Pointing法の特徴を,ポイント操作タスクとトレース操作タスクの観点で議論する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-06-03
著者
関連論文
- マルチメディア教材を用いた対話的教授のためのシナリオに基づく教授設計手法
- タッチ画面におけるバブルカーソル状適応型キーボードの提案(入力インタフェース, 誘うインタフェース(Inviting Interface), および一般)
- HCI International 2005会議報告
- タッチ画面におけるリモートポインティング法の提案と評価(セッション4:マルチメディアシステム)
- ネットワーク社会を目指した拡張現実感技術による情報提示法と情報操作法
- 忠実度の異なる素材の再利用性を考慮したプロトタイプ構築支援(ソフトウェア開発環境・開発支援システム, システム開発論文)