子育ての喜びを実感できる環境づくりを目指して : 保健師の立場から : 安心して出産できる医療と社会環境の整備をいかにすすめるか(<第45回日本母性衛生学会学術集会シンポジウム[II]>少子化に対する取り組み)
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概要
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わが国における急速な少子化の進行などを背景に, 「健やか親子21」をふまえて見直された市町村の母子保健計画などを包括しかつ法定化された次世代育成支援推進法が, 平成15年7月9日に成立した。その理念には「時代を担う子どもが健やかに生まれ, 保護者が子育てについての第一義的な責任を有するという基本的認識の下に, 家庭その他の場において, 子育ての意義について理解が深められ, かつ, 子育てに伴う喜びが実感されるよう配慮して行われなければならないこととする」と記されている。出生率低下に歯止めがかからないことは周知の通りである。次世代育成支援推進法の理念の実現が急務であることを改めて認識させられる。乳幼児をもつ母親を対象として行った, 3題の調査結果を基に, 母親が子育てに伴う喜びが実感できるような育児支援について, 保健師の立場から考えたい。
著者
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