ガスクロマトグラフィーによる海水中の硫化物定量
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概要
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共存物質の影響を受けない硫化物定量法として,ガスクロマトグラフ分析法を検討した.一定量の試料溶液に塩酸を添加して,水硫化イオン及び硫黄イオンを硫化水素に変え,試料溶液中にキャリヤーガスをバブリングさせることによって,気相中に移行した硫化水素をガスクロマトグラフを用いて定量する.以上の操作はガスクロマトグラフと前処理装置の結合により自動化することができ,自動分析を繰り返す.試料溶液9.5ml,充てん剤クロモゾルブ104,カラム温度50℃,測定周期14分などの条件で定量し,再現性のよい結果を得た.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1976-03-10
著者
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