ポリフェノールとの錯生成を利用するホウ素のオシロポーラログラフ定量
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概要
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多価フェノールとホウ酸との錯形成を利用しオシロポーラログラフ法によってホウ素の間接定量法の検討を行った.ピロカテコールバイオレット(PV)はプロモピロガロールレッド(BPR)と比較して感度及びオシロポーラログラムの解析上優れていることを確かめた.0.1M塩化カリウムを支持電解質としてこれにアンモニア-塩化アンモニウム緩衝溶液(pH 8〜9.5)を加えて測定溶液のpHを8〜9.5範囲内に選定し,PV濃度を(10^<-5>〜10^<-4>)Mの一定濃度としてオシロポーラログラムにおける-0.69V対SCEのピーク波の経時変化を測定するとともにホウ酸を含有する同一濃度のPV溶液に対しても同様に経時変化を測定して両者のピーク電流値の差(〓^i_p)(同一経過時間における測定値)を求めることにより,あらかじめ作成した検量線を用いる方法あるいは標準添加法を用いてホウ素をホウ酸イオンの状態で間接定量ができることを見いだした.
- 1978-10-05
著者
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