ルベアン酸を用いるアルミニウムのオシロポーラログラフィー
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概要
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ルベアン酸を用いてアルミニウムのオシロポーラログラフ法による定量法のための基礎的検討を行った。 O・2M塩化カリウム支持塩を用い、オシロポーラログラフ法でルベアン酸の近接した二つのピーク(Ep:約-0・8V 及び -0.9 V 対 SCE) を確認できた。 両波のピーク電流値の高低は pH 及び濃度などの実験条件によって変動する。 5×10^<-4> M 以上のルベアン酸濃度では前波が消滅して単一ピークになる。 アルミニウムイオンの添加によって錯体形成に起因するピーク(Ep:約 -0・7V 対 SCE) が現れる。 アルミニウムの検量線は使用するルベアン酸濃度と相関があり、これに基づき定量法に適用することができる。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1975-08-10
著者
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