テルビウム-ジカルボン酸錯体の蛍光特性とその蛍光分析への応用
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概要
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シュウ酸,マロン酸などのα,ω-脂肪族ジカルボン酸及びフタル酸などの芳香族ジカルボン酸のTb錯体の蛍光特性,発光メカニズム並びその蛍光分析への適用性について検討した.研究した8種類のジカルボン酸のなかで,シュウ酸のTb蛍光に対する増感作用は最も大きく,高感度な蛍光試薬としてTbの蛍光測定に応用しうることを明らかにした.pH7.5,2×10^<-2>Mシュウ酸の最適条件で,Tbの検出下限は0.03ppmであった.標準添加法により,La,Tm,Yb,Luなどの希土類酸化物中の微量Tbを測定し,満足する結果を得た.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1988-07-05
著者
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