有機酸ブチルエステルのガスクロマトグラフ分析における分離条件
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概要
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ガスクロマトグラフィーによる14種の揮発性,非揮発性有機酸のブチルエステルの同時分析を行うために,カラムの液相を検討し,有機酸プチルの最適な分離条件を見いだした.Silicone OV-17とReoplex 400のそれぞれ単一な液相で調製したカラムで有機酸プチルの分離を検討した後,両液相を種々の濃度で混合し,調製したカラムで試験したところ,3.0mm×2.0mガラス管に2.0% SiliconeOV-17と1.0% Reoplex 400を混合し,Gas Chrom Qに含浸した混合固定相担休を詰めたカラムを最適なカラムとして選択した.そしてこのカラムを用いて,低沸点から高沸点の14種の有機酸プチルを一挙に分析することができた.しかし,14種の有機酸ブチルの内,フマル酸ブチルとコハク酸ブチルは分離できなかった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1984-04-05
著者
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