逆相イオン対クロマトグラフィーを利用するアミノ酸自動分析機の試作
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概要
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イオン対クロマトグラフィーを利用した新しいアミノ酸自動分析機を試作した.本法では経済性並びに分析の高速化を考慮し,対イオンとしてラウリル硫酸ナトリウムを用いてアミノ酸をLiChrosorb RP-8(5μm)カラム(250mm×4mm I.D.)により逆相分離し,o-フタルアルデヒド・2-メルカプトエタノールを用いるポストカラム法により蛍光検出した.繰り返し分析を行ったときの保持時間,ピーク強度の再現性はそれぞれ変動係数で(0.05〜0.32)%,(0.47〜2.57)%と極めて良好であった(π=10).又分析時間も1試料当たり(カラムの再平衡化時間を含めて),35分程度まで短縮できることが分かった.更に,血しょう,浜紙上血液についても本法を適用した結果,臨床的に実用性の高い方法であることが確かめられた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1983-11-05
著者
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成瀬 浩
国立精神・神経センター
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成瀬 浩
国立神経センター
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土屋 博紀
朝日大学歯学部
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林 時司
国立神経センター
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林 時司
国立精神・神経センター
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小田島 あゆみ
国立神経センター診断研究部
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土屋 博紀
国立神経センター診断研究部
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