溶液から活性炭に捕集された水銀の溶出
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概要
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溶液から活性炭に捕集した水銀を再び溶出させる検討を行った.水銀捕集率の悪い溶液を溶出液に選ぶことにした.一般に酸化剤を含む溶液からの水銀捕集率は悪かった.水銀(II)又はメチル水銀(20〜100)ngを含む0.1M硝酸-10mg/l L-システイン溶液100mlから活性炭100mgを用いて捕集した水銀を8M硝酸10mlずつで2回溶出すれば水銀(II)及びメチル水銀はほぼ定量的に溶出された.又,0.1M 硝酸-95v/v%アセトンを用いて同様に溶出すれば水銀(II)とメチル水銀(1〜6)ngは分別定量された.この方法を実験室廃水の分析に適用することができた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1981-10-05
著者
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