N-シンナモイル-N-(2,3-キシリル)ヒドロキシルアミンを用いるバナジウムの吸光光度定量
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概要
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N-シンナモイル-n-(2,3-キシリル)ヒドロキシルアミン(CXA)を用いるバナジウムのクロロホルム抽出-吸光光度定量法について,基礎条件及び妨害イオンのマスキング法などを検討した.その結果,CXA-バナジウム錯体は(3.5〜9)Mの塩酸系中からクロロホルムに定量的に抽出され,クロロホルム中で535nmに吸収極大を持ち,組成はバナジウム1モルとCXA 2モルの割合で結合しており,このときのモル吸光係数は6600であること,又鉄(III)及びチタン(IV)による妨害はリン酸及びフッ化ナトリウムで大幅に抑制できることなどが分かった.本分析法を重油中のバナジウム定量に応用した結果,分析値は原子吸光法と±10%以内の誤差でよく一致した.
- 1980-08-05
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