共沈濃縮-マラカイトグリーン吸光光度法によるタリウムの定量
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概要
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水溶液中の微量のタリウムを水酸化鉄(III)により共沈濃縮後,マラカイトグリーン吸光光度法で定量した.水溶液中の(0.2〜8)ppbのタリウムの共沈濃縮-吸光光度定量は良好であり,1OOmgまでの鉄(III)は妨害しない,本吸光光度法において大きな負誤差を与えるとされている^<1)>バナジウム(V),チオ硫酸イオン,シュウ酸イオンについて検討した結果,2μgのタリウムに対して,5mgまでのバナジウム(V)は吸光光度定量に誤差を与えなかった.又,2μgのタリウムを含む500mlの水溶液中に,0.1mgまでのチオ硫酸イオン及び少なくとも1Omgまでのシュウ酸イオンが共存しても誤差を与えなかった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1976-05-10
著者
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