アセチルアセトンを用いるアルミニウム及び銅中の微量ベリリウムの溶媒抽出・原子吸光分析
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概要
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アセチルアセトン(AA)-メチルイソブチルケトン(MIBK) 抽出原子吸光分析法によるアルミニウム及び銅中の徴量ベリリウムの定量法を検討し確立した。 ベリリウムは pH5〜7 において EDTA 共存の下でベリリウム-AA 塩として特異的に MIBK に抽出され、この MIBK 相を原子吸光装置に直接噴霧する。 感度は水溶液を噴霧する方法に比べ約10倍に増大し、抽出前の水溶液に比べ約50分の1のベリリウムの定量が可能である。 この方法では他の金属元素の影響はほとんどなく、アルミニウム中の0,001% 以上、銅中の O.OO02% 以上のベリリウムが定量されることが判明した。 この方法によりアルミニウム及び銅合金中の微量ベリリウムを定量し良好な結果を得た。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1975-07-10
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