電気化学検出器を用いた高速液体クロマトグラフィーによるp-ヒドロキシ安息香酸エステル類の定量
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概要
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電気化学検出器を用いたHPLCにより7種のp-ヒドロキシ安息香酸エステル類の同時分析法を確立し, 化粧品中のエステル類の定量に応用した.カラムにケムコソルブ5-ODS-H, 移動相に20mM過塩素酸ナトリウムを含む75%メタノール溶液を用いて, メチル, エチル, イソプロピル, n-プロピル, s-ブチル, イソブチル, n-ブチルエステルの順に10分以内で分離できた.電気化学検出器の設定電位, +1.2V vs.Ag/AgClの条件でエステル類の定量の直線性は10^<-10>〜10^<-7>gの間で得られ, 最小検出量は50〜150pgであった.この方法は電気化学検出器を用いることにより簡単な前処理法で選択的に化粧品中のp-ヒドロキシ安息香酸エステル類を定量できる有用な方法である.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1991-02-05
著者
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