逆相高速液体クロマトグラフィーによる尿中有機溶剤代謝物の迅速定量
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概要
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逆相HPLCによる尿中有機溶剤代謝物(HAs)の迅速で信頼性の高い定量方法を確立した.高純度シリカゲルを原料として合成された高保持能C18充てん剤, WakosilII-5C18-100を使用し, 移動相溶媒に炭素数2以上の水溶性アルコールを含む酸性緩衝液を使用すればβ-シクロデキストリンを添加しなくともメチル馬尿酸のm-, p-位置異性体を効率よく分離することが可能となった.標準添加尿を100倍に希釈し連続20回の測定でのRSDは, 保持時間, ピーク面積とも1%以下と再現性に優れ, 10〜1000ng/ml注入範囲の検量線は原点を通る直線となり, 相関係数0.999以上と良好な結果であった.この方法を用い, 実際に有機溶剤を取り扱っている作業者の尿中濃度を測定し, 暴露の程度を推定した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1991-12-05
著者
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吉田 貴三子
和光純薬工業(株)大阪研究所
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松浦 脩治
和光純薬工業(株)大阪研究所
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松浦 脩治
和光純薬工業株式会社大阪研究所
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松浦 脩治
和光純薬工業株式会社 臨薬研究所
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上森 仁志
和光純薬工業(株)大阪研究所
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福本 昌巳
和光純薬工業(株)大阪研究所
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