こう配溶離イオンクロマトグラフィーによるフッ化物イオンの定量
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概要
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溶離液として水酸化ナトリウムを用いたこう配溶離法によるフッ化物イオンの測定法について検討した.酢酸イオンはフッ化物イオンのテイリング上に溶出してくるが, ギ酸イオン, 塩化物イオンとは十分分離できた.なお, フッ化物イオンの添加回収率は92〜108%であった.炭酸系の溶離液を用いたアイソクラティック法, JIS法及び本法の測定値を比較すると, フッ化物イオン濃度が低い放流水ではアイソクラティック法が数倍高い値であったのに対し, 本法とJIS法の値はよく一致した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1990-06-05
著者
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