高速液体クロマトグラフィーによる排ガス及び熱分解ガス中のクロロフェノール類の定量
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概要
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排ガス及び熱分解ガス中の9種類のクロロフェノール類をHPLCによって迅速に定量する方法を検討した.試料ガスを11/minの流量で1%水酸化ナトリウム溶液10mlに通気し, クロロフェノール類を捕集する.捕集液をpH3に調節した後, sep-pakC_<18>に通してメタノール2mlで溶出する.溶出液を減圧気化させた後, メタノール/水(1 : 1)溶媒2mlを加える.この液をメンブランフィルターで濾過した後, HPLCで分析する.本法におけるクロロフェノール類の補集効率はほぼ100%であり, 試料ガス401の場合の定量限界は0.2〜1.0ppb(v/v)であった.本法を焼却炉排ガス及び塩素系ポリマー熱分解ガス中のクロロフェノール類の定量に応用し, 実用性を確認した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1990-05-05
著者
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