テトラキス(4-クロロフェニル)ホウ酸カリウムを含む液膜イオン選択性電極を用いる清酒中のエタノール濃度の測定
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概要
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テトラキス(4-クロロフェニル)ホウ酸カリウムを含む可塑化PVC膜イオンセンサー(TCPB-ISE)を用いて, 清酒中のエタノールを測定した.清酒中に多量に含まれるイオンに対するTCPB-ISEの応答挙動を調べた.この際, 塩化カリウムの添加により, 陽イオンの電位応答を抑制することができることが分かった.しかし, 清酒中のエタノール測定において, その抑制効果は不十分であった.そこで, 妨害イオン濃度を低下させるために, あらかじめ混合陽・陰イオン交換樹脂を用いて清酒を処理した.この処理方法を用いることで, TCPB-ISEによって得られる測定値は, GCによる測定値と1%以内で一致した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2001-10-05
著者
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